昔から知的で私が分からないもの何でも教えてくれましたね。私は好奇心が旺盛な分沢山の質問をする毎日でしたが、こんなバカで脳のないやつのためにいろいろ調べたりしてくれてましたね。
私は何気ない毎日を過ごして来てあなたのお陰でやっと世間の常識や右と左や今の自分の立ち位置が分かるようになりました。
傷つく度に電話をかけてました。なんだか虚しい時にも掛けていました。父親と喧嘩して千円札を握り締めクロックスで家飛び出した時もすぐに電話をかけました。彼氏と別れる度電話をかけました。気づいたら通話ボタンを押していました。
あなたはもしかしたらご飯を作っている途中だったかもしれない。もしかしたら友人と電話していたかもしれない。もしかしたら犬の散歩の途中だったかもしれない。一回も出なかった事はなかったので。ただ自分のことで一杯一杯な私はあなたの予定なんてほとんど気にしたことはなかった。それはあなたが私を優先してくれていた証拠です。振り返ると本当にいろいろあって、楽しい思い出ばかりが頭に残ってて。
喧嘩をしたことがなかったよね。それは全部あなたがオトナになってくれていたからなんだって今まで実感して来ました。あなたは人を助けること嫌いじゃないよね。ただそれに甘えて来た私は本当に今でも甘いのだけれども。それでも飽きずにいつでも聞いてくれてたから、今になって感謝しきれないくらいの思いがこみ上げて来て、こうやって文章に残しています。
私は一度あなたに恋をしていますが、それは本当に恋だったのかは今は分かりません。心の底から人間として好きになったということは認めますが、それが恋をして好きになったのか、それとも敬意をもって尊敬してる親みたいな感覚で好きになったのかは未だに分かりません。けれど今でも愛しい人です。会いたいと思うくらいに。
会ってお礼をしたいです。顔を見てちゃんと向き合ってありがとうって言葉をおくりたいひとです。どんな時も見方で居てくれて間違ったことは注意してくれた。私はあなたに何かできて居ましたでしょうか。
平気であなたを傷つけていたりしてませんでしたでしょうか。あなたが辛い時に側にいれていましたでしょうか。あなたのお陰で今はやっと一般人になれたんだよ。それまでは自分の人生幼いながらに諦めていたんだよ。
あなたはどれだけ私のバカなところを見てきたのでしょうか。あなたはどれだけ私の性格の悪いところを見てきたのでしょうか。どれだけ私のずる賢さを見てきたのでしょうか。どれだけ私の根性の無さを見てきたのでしょうか。物心がついたのが周りより遅かった当時15歳の私をどう思っていましたか?
元々嘘の情報が飛び交う世界の中私は嘘をたくさんついてきた。けれどあなただけには嘘はつけなかった。それはすぐに見破られてしまうことと、私の全てを知ってほしい相手だったから。
最初はただの好奇心だったのを覚えています。お互い興味を持ち合い仲良くなったのも覚えています。当たり前の様にその頃から側にいてくれたのでこの先あなたが私の人生に関わっていないということが全く想像がつきません。
それは甘えてきた私の一種の依存も含まれているのかもしれませんが。でも優しい貴方はそんなの望んでいないね。一種の依存から徐々に逃れられたら今度はあなたがどんな風にもっと美しく見えるのか、周りからどういう風に見えているのか見てみたいです。私の幸運ぜんぶ使ってでも良いので、どうかどんな形でもあなたに幸せが訪れますように