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setsuna:2015:0803

せつないときの掲示板

2015/08/17 16:55:57 : 忘れられない恋 (かな)

小学6年の夏、いつも一緒にいた親友Sから、好きな人がいるという相談を受けました。
それは、同じクラスのK君でした。SとK君は、とても仲がよかったし、私は二人がとてもおにあいだと思いました。それから数ヶ月後、私はそのK君のことを好きになってしまいました。Sが私に気持ちを打ち明けてくれたときから、私とK君は気が合い、まあけんか友達みたいなものでした。まあもっともSのほうが仲は良かったのですが。どうしてもそのことをSに打ち明けられず、私は罪悪感を抱えながら、学校では何もないようにふるまっていました。
ある日、私と、Sと、友達のMちゃんと遊ぶきかいがありました。するとそこでMちゃんが、私実はK君が好きなんだ。と、なんと私達の好きな人の名前を挙げました。私は一瞬パニックってSのほうを見ました。するとSは、へえーそうなんだーまじかーと、ふつうに話していました。今考えてみたら、自分の気持ちを隠していただけだとわかりますが、私は、SがもうK君のことを好きじゃないのだと思ってしまいました。
それから半年がたちました。
私たちは中学生になりました。
私、S、Mちゃん、K君、全員が同じ学校でした。
とにかく毎日が楽しくて、毎日が幸せでした
そんなある日、私はSに呼び出されました。
しばらく沈黙が続き、ようやくSが口をあけました
「私、K君に告白したい。でも、恥ずかしいから、Aに言って欲しいの」
私は即答で「オッケー わかったよ」
と答えました。するとSは、
「ありがとう。ほんとに嬉しい」と言って帰っていきました。
私はその日家で泣きまくりました。
だって私も今まで何度も告白しようと考えていたから。
でも私は覚悟を決めました。
そして次の日、私はK君にSの気持ちを伝えました。
K君は何も答えませんでした。
「考えとく」
それがKくんの答えでした。
私は笑顔で「わかった。」と
言いました。でも本当は不安でたまりませんでした。
きっとそれはわたしにとってそれが今までとは違う、本気の恋だったからだと思います。
それからしばらくして、Mちゃんも告白しました。
その返事もまた
「考えとく。」でした。
その日から私は、一日中そのことを考えるようになりました。
もしK君がSと付き合ったら
Mと付き合ったら
心が不安でいっぱいになりました。
そしていよいよ、返事のときがやってきました。
その日は、連休前ということで、クラスのほとんどの人と遊ぶ約束をしていました。
ですが、インフルエンザの季節で、半分以上の人が遊べなくなりました。SとMちゃん」もでした。
私はK君に言いました。
「返事は」
その日、私はMに電話をかけました。
「Mちゃん、よく聞いてね。K君、Sちゃんと付き合うんだって」
Mちゃんは、しばらくだまっていました。
「わかった。ありがとう。」
そうして、Mちゃんは電話をきりました。
こうして私のこいはおわりました。
もしあの時私が告白していたら
今でもそう思うことがあります。
だけど、失恋も、私にとっては良い経験だと、今は思えます。誰かを本気で好きになる気持ちを教えてくれたこの恋を、私は一生忘れません。
K君とSは、今は別れています。私はまだKくんのことが好きです。

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setsuna/2015/0803.txt · 最終更新: 2024/01/23 03:58 by 127.0.0.1